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陣痛室・・それは戦場。(出産レポート その4.) [出産キロク。]

妊娠、そしてお産・・・誰もがこの過程を乗り越えて母となる。

どんなに安産であっても、
この張り裂けるような陣痛を乗り越えなければ、赤ちゃんには出会えない。

たとえ帝王切開であれ誘発分娩であれ、またはたとえ無痛分娩を選んだとしても、
それなりの苦しみと痛み、リスクを抜きにしては、
出産の喜びを味わうことはできないのだと思う。

新しい命は、必ずママの「痛み」とともに誕生する。

ひとつとして同じ出産ストーリーはないし、苦しさの程度を比較することもできない。

ママの個性それぞれに合わせて与えられる、それぞれが乗り越えるべき出産の痛み。

分娩は、赤ちゃんが、届けてくれるママになるための試練であり、
最後の大きなハードルだ。

きっとそれは、分娩台という場所で行われる
母になるための通過儀礼なのかもしれないな。

それを越えたとき、初めて未知の喜びと感動を知ることができる。

陣痛がきたとき、ふとそんなことを思った。


「女性」から「母」になる瞬間ー、
そんな私の「通過儀礼」の様子を、ひきつづき、レポートします。

陣痛室~分娩へ

身体がバラバラになりそうな痛みを抱えながら、
引きずられるように三階から二階に移動し、どうにか陣痛室に到着した私。

トイレを済ませるように云われるが、
その間にももちろん容赦なく痛みの波はやってくるので一挙一動がもう必死。

キタキタキタ~!!

ぎゅゅうぅぃぃ~

意識が朦朧とするなか、よろよろトイレを出て
陣痛室のベッドに倒れ込む。

また内診。

この辺りからの内診は、拷問地獄として脳裏に記憶されている。(*_*)

「陣痛が来たときが一番よく診れるんです~」
と助産師さんが入れ替わり子宮の様子をチェックにくる

陣痛室での内診…
それは、つまり
痛みの絶頂のときを見計らってカエルのように開脚させられ、
激痛でひきつる中、力を抜くようにひたすら身体を押さえ込まれるの刑…(;´Д`)

殺す気?とか思うが、「呼吸が大切」という助産師さんの言葉を思い出して、
ひたすらフーフー力を抜く。

「上手上手!すごいイイ感じ!」
非常に誉められるが嬉しくない。(T_T)
むしろ、ヘタでも上手でもどうでもいい。とにかく今を乗り切るだけで精一杯。

陣痛室に設置されているNSTを身体に付けられ、測定開始。

その間にも、陣痛の波はどんどん高く、長くなる。

助産師さんから私のお尻のツボを教えられ、痛みが来ると押すように指導される相方。
「ここでいい?」
と何度も聞いてくるがもうなにがなんだか自分でもよくわからない。

「たぶん~…てかもうどこでもいい~!」
まともな思考なんか働くもんですかい(*_*)
ツボで紛れるレベルはすでに軽く超えてるよ~

相方が座る場所からはNSTの波がよく見れるらしく、
しばらくするうち私の陣痛のタイミングをいち早く察知するようになっていた。

もう痛みにはほとんど休みがない。
山があるのに谷がない状況(泣)

私「和哉く~~ん!!!」
相方「なあに?」
私「…代わって…」
相方「ムリ。(・_・)」

相方「麦茶飲む?」
私「…どうでもイイイイイ~!!」
相方「ごきゅごきゅごきゅ」(アナタが飲むんかい!)


私「にこちゃんがんばってぇぇ~!」
相方「てか香奈もガンバレ(^_^;)」
私「わたしガンバルぅぅぅ!」
そんな言葉をやりとりできたうちはまだ少し理性があったのかもしれない(笑)

しかしそれも長くは続かず、痛みは加速。
いろんな先生が様子を見に来ては
「いい陣痛きてるね~」
と嬉しそうに帰っていく。

相方「さっき先生が夜になるまでには生まれるよってさ。
…かなり進むのが早いらしいよ!
…てか俺たち何時にここ入ったっけ?(・_・)」

私「しらなひぃぃぃ~そんなんどうでもいいぃぃ~~」

相方のゆるい天然テンションに付き合ってられるほどの余裕はもうないってば。


この痛み…

なんと喩えたらいいんだろう?
今まで全く体験したことのない境地。

はなからすいかとか、腰をハンマーで砕かれるとか、
身体をバラバラに引き裂かれる痛みとか、生理痛の100倍の痛みとか
はたまた ドリルでこじ開けられる感じとか云々…
まさかそこまで~(^_^;)なんてちょっと割引して見積もっていた私。
しかしその喩えはたしかにふさわしかった(T_T)

私のイメージは身体が今にも噴火して下からマグマが出そうな感覚(笑)

痛みがくるたびに
私内側から爆発しちゃう?とか本気で想像した。

ベットの横に貼ってあった、いろいろないきみ逃しの姿勢を試したかったけど、
結局ベッドの柵にしがみついて痛みを逃すだけで精一杯。
力を抜くのって簡単なようで本当に難しい。
波がくると、痛みに抵抗しようと自然に全身がかたくなり息がとまる。

「力入れちゃだめ!身をよじると赤ちゃんが通れないよ!
呼吸しっかり!」
遠のく意識のなかで助産師さんの声が厳しく響く。
カエル体制のまま股関節を押さえ込まれる。
なんの修行~(┳◇┳)

も…無理…ずっと続くのこれ?
あまりにつらくてじわりと涙が出てくる。

巨大な波を乗り越えても痛みは収まらず、
間隔をあけずにすぐに別の波がくる恐怖の連続。

ナニコレ休みがない(T_T)話が違う(T_T)(T_T)(T_T)

マタから太ももがあまりの痛さにガクガクぶるぶる震えてる。
痙攣するカエルみたいになってる私(笑)

NSTをみながら相方が一言。
「なんか波が変わってきた」

うん、わかる

私「波がさがらないでしょ」

相方「うん、ほとんど下がらずまた上がる…」
私「(┳◇┳)…だよねぇぇぇずーっと痛いもぉぉぉん
なんでぇぇ」

まさかの陣痛津波攻撃!
陣痛って普通、休みあるよね?(T_T)(T_T)(T_T)

もうパニックとか通り過ぎると変に理性が戻ってくる。

痛みに抵抗しようとするから力が入る。
ここで戦略を変えてみよう、と。

波に乗って呼吸を子宮に送り込むイメージをしてみる。
ふーっと吐きながら、むしろ激痛の中に身をまかせ、底まで沈み込んでいく感じ。
今考えると、それがうまく出来たときは苦しみが和らいだ気がする。
ただちょっとでも力が入ったり、痛みに抵抗しようとすると
苦しみは倍増。
勝手に出したことのないような悲鳴が出る(^_^;)

壮絶。

ハーハー

もはや
ゴゥゴゥ(ケモノ化)

どうしていいのかわからずベッドの柵を叩いてみる(笑)

マグマが今にも下から出そうな感覚がいよいよ本格的に。
で、出る…マグマ…

危険を感じて思わず身を起こす私。
「ナースコールって…どこ…?」

しかし押すまでもなく、すぐに助産師さんが入ってくる。

「あの…いきみ…たいです」と思わず言っていた私。

助産師さんは嬉しそう(?)に恐怖の内診を始める
もちろんカエルのまま陣痛の絶頂波を待って…(^_^;)

このときの内診で私のマグマはついに爆発
「◎#$%&$#‘*>+*!」
限界超えた!と思った瞬間、ばしゃっ!とマタから噴火…じゃなくて破水する。

「子宮口、9センチ。破水したね。分娩室行こう!」
と助産師さん。

…てことはもう生まれるの?(@_@)

めくるめく早さのこの展開。

しっかし・・このときすでに波の切れ目がなく、立てる気がしない…。
移動とかちょっとムリ…ここで生まれそう(T_T)産んでいいっすか・・・
そのとき、助産師さんが険しく豹変。
「だめよ頑張って歩いて!今!ほら立つ!」
ひきづられるように立たされ、強引に歩かされる。

鬼だ鬼~ひとでなし~(T_T)(T_T)!

つづく・・
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コメント 1

チェリー

陣痛辛い?頑張ったね!私まだ子供産んだ事ないから。痛みが分からない。ホントにもう限界!死ぬってくらい辛いんだろうね。
by チェリー (2013-08-19 13:41) 

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